ききぬけ ききぬけ なむあみだぶを
なむも あみだも みなひとつ
ききぬかせたよ なむあみだぶが
ごおんうれしや なむあみだぶつ
(『ご恩うれしや』p.11)
前回,「聞いて助かるじゃない」という歌をご紹介しましたが,‘だから聞かなくてもよい’というわけではない,ということで,この歌を.
とは言うものの,この歌の要はやはり3,4行目で,前回の歌に通じるところがあるように感じます.
聞かなきゃ始まらない.
聞かなきゃ始まらないけど,
聞いてみたら,聞いたのではなかった.
聞こえていたのだった.
才市顕彰法要のお説教で聞いた言葉です.才市さんのこの歌の説明というわけではなかったと記憶しますが,才市さんの歌の味わいですね.
【補足】
お説教の言葉はこの通りではなかったかもしれません.そういうこともあり,ご講師のお名前を挙げるのは控えさせていただきました.