ご導師(ご講師)に川本義昭師(益田市の西楽寺)をお迎えして,昨日,今日(10月12--13日)と当山の報恩講を勤めさせていたしました.
いままでは,前住職(父)といっしょにお勤めしていたのですが,前住職は今年は都合でちょっとだけお聴聞に出させていただいて,後はお休み.そしたら,まぁ,忙しいこと.今まで,どれほど父に助けられていたか,全部一人でやるのはいかに大変か,よくわかりました・・・で終わればいいのですが,実は,私自身も腰を痛めてまだ本調子でなく,一人前の仕事ができない状態でした(本調子なら一人前の仕事ができるのか,というツッコミはここではなし^-^;).
でも,その分,お参りくださったご法中(お坊さん)に助けていただくことができました.ご門徒の皆さんも,例年以上に準備・片づけをしてくださり,前住職・住職二人ともヨレヨレの状態にも係わらず,例年通り勤めさせていただくことができました.
報恩講は,皆様の助けがあって初めてできるものだということを改めて実感.そういう意味では,皆様にはご迷惑をおかけしご無礼もありましたが,私にはありがたい報恩講でした.本当にありがとうございました.
バタバタしていてお説教の方は断片的にしかお聴聞できませんでしたが,しっかり録音してありますので,明日くらいからゆっくり聞かせていただきます.
【補足】
当山が属する温泉津組では,報恩講では,黙っていても(招待なしで)組内法中がお互いに参り合い出勤する習慣になっています(どこでもそうだと思っていたのですが,必ずしもそうでもないようですね).最近は,こちらからお参り・出勤できないことが重なっているのですが,それでも,ご法中方のお参りをいただきました.申し訳なく,ありがたいことです.
私がヨレヨレになったせいで一番シワ寄せが行ったのは多分坊守ですが,シワ寄せお見舞い(ではないのでしょうが,そういうお気持ちを感じました)をいただきました.ありがとうございました.
[スパムコメント3丁目あがり!っと.コメント全文とurlを削除させていただきました.
余談.ココログが書き込み元のIPアドレスを教えてくれたので,あれこれ検索しているうちに,bekkoame という懐かしい名前に出遭いました(bekkoame がスパム書き込みに責任があると言っているわけではありません).bekkomame って,日本で個人向けインターネットサーヴィスが普及しだしたころによく聞いた名前ですね.私は利用したことはありませんけど.まだ健在で(失礼),インタネット・サーヴィスを提供しているようです(スパムコメント削除記録に何を長々ドーデモいいことを書いてんでしょうね>自分. by junk]
釈破旬さま
お見舞いとお祝い(?)のお言葉ありがとうございます.一升瓶は届きませんでしたが,報恩講中にCDが届いていました.有り難うございました.まだ,聞いていないのですが,明日くらい聞かせていただきます.
>参り合い出勤も都合がつく限り、頑張られよ!!
ありがたいご催促と聞かせていただきました.
ついでながら,坊主に長生きが多いのはお経を読むために腹式呼吸をするからだ,という話を聞いたことがあります.真偽はかなり??ですし,長生きしたくてお経を読むというのもなんだか変な気もしますが・・・.
なにはともあれ
大きな声でお勤めをすると不思議とスッキリします
ストレス解消には一番安直で効果があるかもしれません
お金もほとんど掛かりませんからね
釈破旬さま,こんにちは.
昨日は,出勤後そのまま宿直に入ったのでお返事遅くなりました.
報恩講でのお勤めに「観無量寿経作法」というのがあります.その中で,「般舟讃前序」(善導大師)を漢音でリズミカルに読むところがあって(大谷派でも同じでしょうか?),私なんぞはついて行くだけで大変,という感じなのですが,これが好きとおっしゃるご法中がいます.確かに,うまく読めれば読んで気持ちのいいお経の代表かもしれません.
ついでに,報恩講の朝は『往生礼讃偈』から「初夜礼讃」を読みますが,これは,読むほうは大変だけど聞いている分には綺麗なお経ですね.特に朝,まだ薄暗い中で聞くとたいへんいい.法然門下で若い僧が綺麗な声でお経を読み,それを聞いた女性がうっとりしたという話がありますが,そのお経は多分これだろうと聞いたことがあります.納得.
こんにちは
本派と大派では 報恩講のお勤めはかなり違う
ようですね。
大派では日中は文類偈を、そのほかは正信偈
をお勤めします。親鸞聖人の書かれたもののみを
お勤めします。もっとも登高座のときに伽陀を唱和
するので、これは龍樹菩薩なのかもしれませんけど。
ご満座のときは最高潮に達し、文字通り
無二の勤行と言われるように内陣と外陣が一体化し
声も枯れるほど大きな声を出します。一度張り切り
過ぎてしばらく音感がおかしかったことがあります。
来年のこのご縁に遇えるかどうか分らない身を
生きている事を知らされます。
住蓮坊と安楽坊は声だけでなく容姿も美しかったと
聞いた事があります。斬首されたお二人は可愛そうですが
この法難が無かったら親鸞聖人の越後や関東そして
帰洛途中での三河も無かったことでしょうから、
有り難いことですね。
初夜礼讃、一度聞いてみたいものです、来年の
ご正忌で出来たら聞かせていただきましょう。では
一升瓶は届けませんが
「おめでとうございました」&「お疲れさまでした」
>私がヨレヨレになったせいで・・・・
この部分はなぜか文字が小さいのですが、本当は
文字フォントを大きくして強調しアンダ-ラインも必要かと!!
当たり前にしていることの有り難さがしみますね。
法中さん方も これから報恩講を勤められるところは、ご自分の
勤行精度の点検と発声練習にもなるというご利益に預かられた
ことでしょう。
三河では報恩講でも行譜を採用せず、草譜で勤められる
本派の寺もあります。大派では恐ろしくキ-を上げて勤めます
ので、喉の訓練が必要となります。この時期のお勤めの
効果か 風邪を引かなくなりました。喉がこの時期強いと
いう事でしょうか??
参り合い出勤も都合がつく限り、頑張られよ!!
喉のためにも・・・・