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才市の口あい一覧 1
このウェブサイトに引用したもの

むかしは ありがたいことたよりにおもい
なんともないこと ちからをおとし
いまは あろうがあるまいが
ごおんうれしや なむあみだぶつ
2000年11月-12月
よくきいた きいたこころはたまにきず
りょうげたのんで みだをたのまん
2000年11月-12月
しゃばも浄土も みな一つ
十方みじんせかいも わしがもの
なむあみだぶつ なむあみだぶつ
2000年11月-12月
うき(憂き)ことも あらばあれ
みのりのかぜ(み法の風)に かたりゃすま(勝てはすまい)
2000年11月-12月
うきことも あらばあれ
みのりのじひ(み法の慈悲)に かたりゃすま
2000年11月-12月
よろこびは まい(舞い)もせず をとり(踊り)もせず
うたがいとられて これがよろこび
なもあみだぶつ なもあみだぶつ
2000年11月-12月

ひといき ひといきが
こん生(今生)の いとまごい
また出るいきが みらいかな
うれしや うれしや
なむあみだぶつ なむあみだぶつ
2001年 1月-2月
ねんぶつには かぎりなし
ねんぶつは こくう(虚空)のごとく
ねんぶつは せかいのごとく
ねんぶつは うみのうしほ(潮)のごとく
ねんぶつは やまのきかや(木茅)のごとく
ねんぶつは さいちがつみのごとくなり
ねんぶつは いまはわたしが まるでとられて
2001年 1月-2月
ごかいさんさまも 恋しくば
なむあみだぶを とのうべし
わしも六字の内にこそ住む(と)
いいなさる
こんな さいちよい ありがたいよな
へ ありがたくもあったり
ありがとうも なかったり
それが六字の なむあみだぶつ
2001年 1月-2月
わがこころ 見えもせず
臨終に 見える心が鬼となる
あさまし あさまし
あさましいのも うそよの うそのかわよの
かわ かわ うそのかわ うそのかわ
うそのかわ うそのかわ うそのかわ
あさまし あさまし
あさましいのも うそのかわ
2001年 1月-2月
かかさんよい
煩悩が 連ろうて遊んでごせ言うが
どがあ しましょうかいな
お 連ろうて遊べよ
どがあ言うて 遊びましょうかいな
念仏申して 連ろうて遊べよ
2001年 1月-2月
なむぶつは よいかがみ
法もみえるぞ 機もみえる
あさまし あさまし ありがたい
あみだのこころ みるかがみ
2001年 1月-2月

弥陀成仏の このかたは
わしの心に経たまえり
なむあみだぶつ なむあみだぶつ
2001年 3月-5月
弥陀成仏の このかたは いまに 十劫をへたまへり
わしの心に経たまえて
くださる慈悲が なむあみだぶつ
2001年 3月-5月
目に見えぬ 慈悲が言葉にあらわれて
なむあみだぶと 声で知られる
なむあみだぶを きくときは
親の名に こめられてきく
なむあみだぶつ
ごおんうれしや なむあみだぶつ
2001年 3月-5月
ねんぶつの でぐちがしれぬ
こくうから わしにひびくが
なむあみだぶつ
2001年 3月-5月
名号[を] わしがとなえるじゃない
わしに 響いて なむあみだぶつ
2001年 3月-5月
こころ ころころ ころころで
六字のなかで こころころころ
これでたのしみ なむあみだぶつ
2001年 3月-5月

はらがたつなら ねんぶつもうせ
ぶつ(仏)もこころで なむあみだぶつ
はらがたつなら ねんぶつもうせ
ぶつ(仏)もぶつぶつ なむあみだぶつ
才市が心は
ヒョウタンで
いつも うかうか
なむあみだぶの
風に吹かれて
浮いて流れる
弥陀の浄土へ
風はふけども 山は動かぬ
妄念のかぜはふけども こころ動かぬ
なむあみだぶに こころとられて
いきること
きかせてもろたが なむあみだぶつ
うれし うれし いきるが うれし
なむあみだぶつ
邪見もの 忘れて暮らす
この上なしの 邪見もの

乗り換え 乗り換え
われは業の汽車に乗っておるぞよ
乗り換えよ 乗り換えよ
なむあみだぶの汽車に乗り換え
ありがたや
業のありたき[ありったけ]
まるで乗せられ
ご恩うれしや なむあみだぶつ
あさましや 凡夫の心は 生臭猫よ
ニョコニョコと
好いたことには 頭を出すよ
あさましや
慈悲のおん手で 頭を押さえ
なむあみだぶつ なむあみだぶつ

わしが父親 八十三歳/往生しました お浄土さまへ
わしが母親 八十四歳/往生しました お浄土さまへ
わしもゆきます やがてのほどに
親子三人もろともに/衆生済度の身とはなる
ご恩うれしや なむあみだぶつ

あさましの 邪見のつのが生えたまんまで
親にとられて なむあみだぶつ なむあみだぶつ

かぜをひけば せきがでる
さいちが ごほうぎのかぜをひいた
ねんぶつのせきが でる でる
こんな子が
出んな(出るな)と言うに また出たよ
でば(出場)がないから 口に出た
また 出るよ
なむあみだぶと 言うて出る

蓮如さんは よい人よ
御文書様をこしらえて
それを才市が丸もらい
ご恩うれしや なもあみだぶつ

いつ見ても わしが親さま
よい親さまで なむあみだぶと
申す親さま
わしの果報は 雨山で
ご恩あるのが 親さまよ
なむあみだぶつ なむあみだぶつ
このあさましが 組に入ったか
弥陀の組 南無と呼ばれて
なむあみだ
わしが親さま なむあみだぶつ
慈悲な親 娑婆に居らせて
法に居らせて

疑いの 心とられて なむあみだ
なにごとも 仏につかわれ
ご恩うれしや なむあみだぶつ