入口小目次> この頁
     口あい一覧  事項索引 
[才市] 才市が心はヒョウタンで
旧ブログ 2011年3月 2日 (水)

才市が心は ヒョウタンで
いつも うかうか
なむあみだぶの 風に吹かれて
浮いて流れる 弥陀の浄土へ
(鈴木, pp.289--290)

 前回はわけのわからぬ話になってしまいましたので,今回は,分かりやすいものを.
 この口あいは,非常に分かりやすいですね.あえて分かりにくい点を上げれば,(私の場合は)ヒョウタンが水に浮いている様子です.見たことがありません.でも,発泡スチロールの空き箱とか空のペットボトルが水に浮いている様子を思い浮かべれば問題なし.
 発泡スチロールやペットボトルは,水の上に乗っかっているような感じで,ちょっと風が吹くと,あっちにフラフラ,こっちにフラフラ.実に頼りありません.まさに,「とりとめのつかぬ このこころ」です.でも,そんな私だからこそ,なむあみだぶの風に吹かれると,ごく自然にお浄土の岸へと流れ着くのでした.
 「無自性仏性」の味わいとも言えますが,この口あいを読むと,そんなことを言い出すのが野暮のような気がしてきます.春のそよ風にさそわれて,小難しいこと言わず,出かけませんか,もうすぐ春ですねぇ・・・(最後はちょっとキャンディーズ ^^;).

【補足】
 鈴木:鈴木大拙編著『妙好人浅原才市集』.

 ちなみに,この口あいは,私が最も好きな口あいの一つです.さらについでに,キャンディーズのファンだったわけではありません.でも,この「もうすぐ春ですねぇ」と「お引越しのお祝い返し・・・」という二つの歌は妙に記憶に残っていて,ときどきひょいと意識に上ってきます.なんでだろう?

コメント

今朝も月一度行っている市内の県で唯一の天然湖沼・油ヶ淵(通称・蓮如池・・ほとりに蓮如上人が住まれ三河教化の拠点とされた応仁寺がある)のごみ拾い活動をしてきましたが、プラスチック系のごみが多く、水面に浮かぶペットボトルはきっと私の心のように風によってあちこちとフラフラしているだろうとおもいました。丁度北風に吹き寄せられたところを清掃しますので、非常に効率がいいのです・・・情けないはなしですね。
さて、大峰先生の本も大して読んでいないのですが、師が六角堂のとなりの六角会館で高僧和讃の講義をされたものを10冊ほど買い求め少しずつ読んでいます。お話は近くの町の寺に法話に毎年こられるので聞かせていただいています。私の感じとしては、チョイ悪オジイチャンといった感じの方で(失礼)発想や表現がユニ-クで面白い方のような・・・
そういえば毎年行きたいと思いつつ実現しませんが、今年の才市さんの法要は6月5日(日)なのでしようか?? 決まりましたらこのブログでお知らせください

 葦舟(でしたっけ?),池の清掃など環境浄化の活動を熱心にされているのですねぇ.頭が下がります.それにしても,ゴミのポイ捨て,何とかならないものでしょうか・・・.
 でも,ゴミ問題といえば,鳥取県人形峠のウラン残土は実にひどい.
 知らん顔して数十年ほったらかし.
 危険性がバレてヤイヤイ言われてもなかなか対応しない.
 やっとこさ撤去の協定を結んでも実行しない.
 とうとう裁判になって,一日遅れるごとに違約金を払うハメになったのに,その総額がウン億円になってもまだ放置(税金だからオレの懐が痛むわけではないってとこですね).なにやかやで結局半世紀が過ぎてしまいました.
 そんなことやってる役人や政治家が,ダイオキシン騒ぎではやけに熱心でしたね.なんだか怪しいと思いましたが・・・.
 隣の県の話なので,つい興奮して長くなりました(^-^;).

 大峯師の和讃の本買ってみようかなという気になりかけています.「チョイ悪オジイチャン」というのは,池田氏との対談を読むと,なんとなく分かるような気がします.

 才市顕彰法要は,例年通りですと6月5日(日)になりますが,まだ決まっていません.決まり次第お知らせします.

人形峠ではそんなことになっているんですね。びっくり&残念!!
子供のころ(50年ほど前か?)当時ラジオドラマなるものが放送されて
いました。そのころ 未来の夢の燃料として 原子力(ウラン)が登場した
ものをワクワクして聞いたことを今でも覚えています。そのときに人形峠の
ウラン資源を知りました。開発していた企業の無責任さも呆れますが、推進させた国も無責任ですね。
福島の原発の怖い事実が明らかになりつつありますが、枝野官房長官の
記者会見をみていると、人形峠問題も福島原発も進歩無しを知らされます。悔しい&残念だけですめばいいのですが・・・・・
人形峠を検索してみよう!!

 人形峠でウランが採れるという話は私も小学校のころ聞きました.隣の県のことながら,なんだか誇らしく思ったことを覚えています(我ながら,子どもっぽい反応ですが,まぁ,当時は本当の子どもでしたから^^;).それがこんなことになってしまって本当にショックでした.
 今回改めて検索してみたところ,一応の解決はやっとついた格好になっているようですね.でも,それが本当の解決なのか大いに疑問があります.

 発電のコストを比較して,原子力は石油よりも安い,風力・太陽発電などはコスト的に引き合わないなどという議論を時々見かけますが,そこにいろいろな後始末のコストは入っているのでしょうか.あるいは,事故が起きたときのコストは.原発のコストが低いのは,いろいろな費用が見えにくくて計算に入れていないだけ,あるいは,膨大な費用をどこかに押し付けやすいだけではないかと疑っています(単なる憶測です).

入口小目次> この頁
     口あい一覧  事項索引