入口> この頁
温泉津町観光協会(現 大田市観光協会温泉津支部) /温泉津観光キャンペーン実行委員会
浅原才市和歌コンテスト
優秀作品
2007.3.31(2014.02.20)


「浅原才市和歌コンテスト」は,第10回をもって終了いたしました.たくさんのご応募ありがとうございました.


第10回(2006年度)


短歌

信ずれば 自ずと心 開けくる 才市の詩に 唱ふる念仏    (大田市 臼井 百恵 様)

じんわりと 才市の言葉 味わうに いよよわが身の 慈悲に包まる    (滋賀県 田口 洋子 様)

新緑の 風吹き抜ける 本堂に 里人集ひて み教えを聞く    (大田市 上田 洋子 様)

俳句

妙好人 徳満つる里 風光る    (滋賀県 安居 清七 様)

蔦の芽も 慕ひ登るや 才市の碑    (大田市 梅田 クニエ 様)

五月晴れ 才市の像の 数珠光る    (大田市 山形 浪女 様)



第9回(2005年度)


短歌

ポケットに才市の言葉のメモ書きをしのばせ畑に終日草取る    (滋賀県 田口 洋子 様)

山門の掲示法語は今月も才市の言葉喜びの詩    (滋賀県 安居 清七 様)

晴れ渡る五月の空よりなほ澄みて才市のうたは吾にひびけり    (温泉津町 西村 洋子 様)

俳句

おかげさま慈悲に包まれあたたかし    (温泉津町 東 清子 様)

風薫る昭和妙好人の歌碑    (津和野町 児島 道昌 様)

燕来る才市生家に迷わずに    (温泉津町 小谷 信子 様)



第8回(2004年度)


短歌

温かき湯の町温泉津はほのぼのと才市の息づく念仏の町    (大田市 福間正子 様)

物置となりたる姑の部屋なれど未だ貼りたる才市のことば    (滋賀県 彦根市 田口洋子 様)

御仏にすがりこつこつと下駄作りし才市偲びぬ忌日迎えて    (江津市 青木忠晃 様)

俳句

お念仏合わす掌にちる竹の秋    (温泉津町 山口としえ 様)

才市忌の徳は涸らさじ走り梅雨    (滋賀県 彦根市 安居清七 様)

風薫る下駄職人の歌碑に佇ち    (津和野町 児島道昌 様)



第7回(2003年度)


短歌

書き残せし才市の詩に充つ歓喜吾も載きて胸のとどろく    (大田市 福間正子 様)

石見なる小浜の浦の潮騒は念仏申せと私に届く    (大田市 森脇君江 様)

ぼんぼりに才市の詩の灯をともし温泉街は今日も暮れゆく    (温泉津町 前田孝亮 様)

俳句

若葉風才市像の目のやさし    (松江市 池田鶴代 様)

大下駄の才市の像や落花舞ふ    (江津市 青木忠晃 様)

口あいを口遊(ずさ)むごと囀れり    (広島県 加藤浩 様)



第6回(2002年度)


短歌

歌碑の前静かに立ちて文読めぱありし才市のくらしが見える    (江津市 重田長敏 様)

何処よりと聞かれて答ふる町の名に才市さまねと友のうなずく    (温泉津町 竹内トミヱ 様)

念仏に生きて才市は下駄職人ひらかなで書く歌ぞ尊し    (仁多町 江角英夫 様)

俳句

涅槃西風妙好人の歌碑の辺に    (津和野町 児島道昌 様)

角のある妙好人像桜散る    (広島県 沼田稔之 様)

妙好人座像にそそぐ新樹光    (江津市 中野悦子 様)



第5回(2001年度)


短歌

才市翁木片さえも仏物と遺せしことばありがたき哉    (広島県 吉元敬三 様)

こつこつと書きめらりしうたに依り深きみのりの世に継がれゆく    (広島県 深水信子 様)

たどたどと書き残したるかな文字はさいちを流れる弥陀の大願    (広島県 児玉コユミ 様)


俳句

撫で艶は才市の遺愛春火鉢    (出雲市 佐藤早苗 様)

才市忌のご縁ふたたび木の芽晴    (温泉津町 小谷信子 様)

妙好人育つ湯の里花の里    (益田市 澄川たかと 様)



第4回(2000年度)


短歌

朝寒の静けき湯の町通り抜け才市ゆかりの寺を訪いたり    (松江市 杉本政治郎 様)

峡深き才市が里は磯匂う軒低き街時雨と在りぬ    (大田市 丸山みちお 様)

安楽寺を問へば下校の児等一斉さえづるごとく教へくれたり    (大田市 河島けん 様)


俳句

つばめ飛ぶ才市の軒場覗きもし    (出雲市 佐藤早苗 様)

囀りをひねもす脊ナに才市像    (温泉津町 山形浪女 様)

 

生誕150年記念法要 特別賞

短歌

才市の詩染め抜きしたる手拭いは今日もわたしの煩悩つつむ    (掛合町 蘿淳子 様)

俳句

法悦に湧く湯の町や風薫る    (温泉津町 藤谷キク 様)



第3回(1999年度)


短歌

幾千の歌に流るる真実を守りてゆかな才市の灯火    (温泉津町 西村洋子 様)

下駄職の才市の家は遺されて法の心を今に伝へる    (温泉津町 上田洋子 様)

鉋屑にみ佛の歌書き残せし浅原才市の清き生きざま    (温泉津町 坂根道惠 様)


俳句

才市詩碑 訪ひてやすらぐ寺若葉    (呉市 加藤宏 様)

才市忌を修す温泉の町風薫る    (温泉津町 梅田クニヱ 様)



第2回(1998年度)


短歌

才市の念仏の声谺する如く湯の香も風もさやけし    (呉市 日高豊一 様)

やさしさを詩に託して念仏す才市生まるるわが町温泉津    (温泉津町 臼井百恵 様)

俳句

口あいを説くごと啼けり青葉木菟    (呉市 加藤浩 様)

才市の詩読むうれしさや明易し    (仁摩町 横田道子 様)

卯の花やひらがなづくしの才市の碑    (温泉津町 木原季子 様)



第1回(1997年度)


短歌

軒ごとに才市の詩のかかげある湯の町温泉津は念仏の町    (大田市 福間正子 様)

温泉津なる法土の里に語り継ぐ角の才市の念仏の歌    (広島市 浅野温生 様)

板くずに信仰の歌書きしといふ才市の像は湯の街に座す    (温泉津町 中田弥生 様)

俳句

風薫るひらがなやさし才市の碑    (呉市 加藤浩 様)

なむあみの才市の詩碑に若葉風    (広島市 山本輝子 様)



作品集からの転載をご許可くださった 温泉津町観光協会(現 大田市観光協会 温泉津支部 に感謝いたします.

入口> この頁